昇格株
先週に引き続き、もうすぐ新年というタイミングで世界的な株安傾向。
マザーズは6.6%下落し、市場参加者の多くは危険・恐怖を感じてるはず。
そうした地合いの中でも強い銘柄があった(上昇した銘柄があった)ので、まとめてみる。
昇格株というのは、大別すれば中期・長期投資に分類される。
上場している(比較的小型な)会社が、東証一部を目指していくプロセスに投資する スタイル。
では「なぜ株価が上昇するか」、「下落相場でも落ちにくいのはなぜか」、「どういった人が向いているか」、「デメリットは何か」について。
①まず、株価が上がると言われているのは機関投資家の投資対象になるから。TOPIXなど、相場の平均指標を採用しているファンドは、新しく東証一部に上場した会社の株は保有する必要があるため。
②次に株価が落ちにくいのは、中期・長期投資家が株主になっていることで激しい売買が行われないから。多少の下落では売らない投資家が集まっているため、比較的安心して保有できるのはメリット。今のような下落相場では、本当にありがたい。
③どういった人が向いているか。これは時間をかけて、ゆっくりでも利益を出したい人。 激しい売買が行われないと書いたが、それはつまり短期的に利益が出るものではないということ。私のように会社員で、仕事中相場に参加しない人に適している。
④最後にデメリットは何か。それはv-com2さんがこれを本で書いたために有名であること。つまり、勉強している多くの個人投資家が知っており、さらに先回りして保有しようとする投資家が既にでてきているということ。
また、昇格アピールをしている会社でも必ず上がるわけじゃない。そのときの相場環境は受ける。
これまでの会社例としては、富士ピー・エス、扶桑電通、田辺工業、ショーエイコーポレーション、南陽など。この富士PSは私の初めての2倍株になってくれた。
少なくとも自分は、これ以上の良本にはまだ出会っていない。